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今日限りで、あなたの電子辞書もエロゲマシンに。

BrainでONScripterのゲームを遊ぶ方法を解説します。

Brainの世代 対応状況
第1世代 使用可能(ちょっと重い)
第2世代 使用可能
第3世代 使用可能、追加アプリ・動画メニューから起動しないと画面が小さくなる
第4世代 PW-SB5のみ使用可能、追加アプリ・動画メニューから起動しないと画面が小さくなる

ONScripterとは編集

高橋直樹氏が開発・公開されたスクリプト「NScripter」で作成されたゲームを独自に解釈し、あらゆるプラットフォーム上で実行するプログラムです。

ONScripterにはAndroid用、PSP用などがあり、Brainにも移植されています。

ただし、あくまでPC向けとしてNScripterを用いて作られたゲームを「独自に解釈」して動かしているというその性質上、100分の100でNScripterのゲームが正常に動くという保証はできないことに留意してください。

そうは言っても、大体のNScripterのゲームは動きます。

Googleなどで「ONScripter ゲーム」と調べればいっぱい出てくるので、いろいろ試してみてください。

NScripterのゲームをBrainで遊べるようにしよう編集

ここから、NScripterのゲームをBrainで遊べるようにするために行う作業を解説していきます。 記事が長くなりますが、頑張って挑戦してください。

必要なツール編集

NScripterのゲームをBrainで動かすにあたって、以下のファイルが必要になります。

すべて無料で使えますが、動かそうとしているゲームによっては別途料金が発生する可能性があります。

ONScripter for Brain

これがないと動かせない、Brain用のONScriper。

DL(424x318版の新しい方をダウンロードしてください。)
Bye 今回の解説で使用させていただくゲームです。折角なのでどうぞ。 DL
nsdec 「nscript.dat」の復号化で使用します。 DL
CrageGUI 「arc.nsa」の展開で使用します。 DL
FastStone Image Viewer 画像ファイルのリサイズで使用します。インストールが必要です。 DL
nsaed2 展開して編集した「arc.nsa」を元に戻す際に使用します。 DL(インターネットアーカイブ)
Truetypeフォントファイル テキストの表示で使用されます。ttf形式なら何でもいいです。

DL(みかちゃんフォント、丸文字系)

DL(kazesawaフォント、ゴシック体)

Windows(x86)のパソコンで作業する前提での解説になります。

また、FastStone Image Viewerはインストールが必要ですから、Next>Next>Installと選択して、インストールしてください。

下準備編集

上記のファイル類をすべてダウンロードして、FastStone Image Viewerのインストールを済ませたら、適当な作業用のフォルダを作成し、FastStone Image Viewer以外のファイルを作業用フォルダに移動します。

そして、圧縮されているファイル(zipとかlzhとか)は、あらかじめ作業用フォルダの中に展開しておいてください

ここから先は、それらの圧縮ファイルがすべて展開されている前提で進めていきます

nscript.datの復号化編集

「Bye」フォルダの中身のうち、変換が必要なのは「nscript.dat」「arc.nsa」の2つです。

はじめに、「nscript.dat」をONScripter for Brainで正常に読み込めるように変換します。

Ndsdec1

復号化の作業は簡単。nscript.datをコピーしてきて復号化.batを実行するだけです。

まず「ndsdec」フォルダの中に、「nscript.dat」をコピーしてきて貼り付けます。

そして、「復号化.bat」ダブルクリックで実行します。

すると、DOS窓が表示され、正常に変換が完了した旨を伝えてきますから、何かキーを押して終了してください。

さて、「ndsdec」フォルダ内をよく見てください。

「result.txt」なるテキストファイルが生成されています。

これが変換された「nscript.dat」です。

このファイルをコピーして、「Bye」フォルダに貼り付けて、名前を「0.txt」に変更します。

もとの「nscript.dat」は削除するか、別のフォルダに移動するかしてください。

arc.nsaの展開編集

「nscript.dat」が展開できたら、次は「arc.nsa」の展開です。

展開とは言ってもlhaplusや7-zipでは展開できないので、専用のツールを使用します。

Cragegui1

CrageGUI起動。「Show Adv.」を押すとこの画面になります。「Source File」と「Dest.Path」にチェックを入れて、フォルダを指定してください。

「class-0.4.14.0」フォルダの中にある、「ClageGUI」を起動します。

「Show Adv.」という項目が下にあるので、クリックしてください。

するとメニュー項目が増えるので、「Source File」と「Dest.Path」にチェックを入れてください。

「Source File」は展開したい「arc.nsa」の指定、「Dest.Path」は展開先のディレクトリの指定です。

両方とも右横の「Browse」から「Bye」フォルダを指定します。

指定し終えたら、「Execute」をクリックすると、展開が始まります。

「All Done.」と表示されたら、右上のバツ印を押して終了してください。

展開先に指定したフォルダに「arc」フォルダが生成されていれば成功です。

画像ファイルのリサイズ編集

展開して生成された「arc」フォルダの中身は、ゲームで使用される画像・音声ファイルなどです。

このとき注意しなければいけないのが、この「arc」フォルダ以下のディレクトリ構造を勝手に変更してそのままにしてしまうと、ゲームが正常にプレイできなくなる恐れがあるということです。

Fsv1

「Tools」から「Open Batch Convert/Rename Dialog」を選択。XnViewに似ています。

画像のリサイズにはFastStone Image Viewerを使用します。

全部英語で表記されていますが、このまま進めていきます。

まず、上のメニューバーの右から3番目「Tools」をクリックしてください。

するとメニューが表示されるので、「Open Batch Convert/Rename Dialog」を選択します。

Fsv2

画像コンバーターの画面。ファイル、フォルダはドラッグ&ドロップでも追加できます。

選択すると、ウィンドウが切り替わって画像コンバーターの画面になります。

左がファイルの選択画面、右がコンバートしたいファイルもしくはそれが入ったフォルダのリスト画面です。

この左側の画面で先ほど展開して生成された「arc」フォルダを一回だけクリックして選択します。

選択できたら、画面中央の「Add」をクリックして、「arc」フォルダを画面右のリストに追加します。

Fsv3

「Resize」の項目から、画像サイズを指定します。「追加アプリ/動画」メニューからの起動を考慮して、480x320のサイズに設定。

追加できたら、右のリストの下にある「Use Advanced Options (Resize...)」にチェックを入れ、その2つ下にある「Keeping original date/time attributes」のチェックを外します

チェックの付け外しが済んだら、「Use Advanced Options (Resize...)」の隣にある「Advanced Options」をクリックしてください。

ウィンドウが表示されたら、左上にある「Resize」をクリックして、サイズの指定をします。

「New Width」は480、「New Height」は320と入力してください。

入力したら「OK」を押し、次に出力先のフォルダを指定します。

右の画面の下にある、「Output Folder」の右の「Browse」で、作業用フォルダ内の「nsaed2」フォルダを指定してください。

Fsv4

コンバートには数十秒から数分時間がかかります。気長に待ちましょう。

出力先が指定できたら、右下にある「Convert」を押してください。

ゲームにもよりますが、それなりに時間がかかります。

コーヒーでも飲むなりスクワットでもするなりしてしばらく待ってください。

じきに100%の表示が出るので、終わったら「Done」を押します。

しかしまだここで終わりではありません。

このままの状態でBrainで動かすと、テキストボックスからテキストがはみ出てしまい、見栄えも可読性も悪いです。

ですから、テキストボックスに使用する画像だけは別のサイズでコンバートする必要があります。

Bye 1

「Bye」のテキストボックス用の画像、「window.jpg」。これだけは800x480のサイズでリサイズする必要があります。

テキストボックスの画像の場所はゲームによって異なりますが、「Bye」の場合、arc>dir>syフォルダにある「window.jpg」がそれにあたります。

先ほど画像サイズをリサイズした方の「arc」フォルダではなく、「Bye」フォルダの中の「arc」フォルダからコピーしてきてください。

この「window.jpg」のリサイズの手順は先ほどとほとんど同じですが、画像サイズの指定では「New Width」は800、「New Height」は480と指定してください。

そして、先ほどリサイズした「arc」フォルダ内の同じ場所にある「window.jpg」に上書き保存します。

この、テキストボックスの画像だけ800x480でリサイズする作業は、「Bye」に限らず、他のNScripterのゲームでも必要になる場合が多いです。

うまく合うように各自で調整してください。

arc.nsaに戻す編集

Nsaed22

やっとここまできました。ここまでの記事で一体何バイト使ったんでしょうか...

「arc」フォルダのままでは読み込めないので、もとの「arc.nsa」の形に戻します。

「nsaed2」フォルダを開くと、先ほど画像のリサイズを行った「arc」フォルダがあると思います。

この「arc」フォルダを「nsaed.exe」にドラッグ&ドロップしてください。

このとき「nsaed.exe」をダブルクリックで実行しないでください。

ドラッグ&ドロップすると、「arc.nsa」が生成されます。

この「arc.nsa」を「Bye」フォルダに上書きコピーします。

Brainにコピーする編集

Bye

最終的に、「Bye」フォルダの中身はこうなります。ここまでくれば、あとはBrainのSDカードにコピーするだけです。

「ONS20100510_424x318」フォルダの中身をすべて「Bye」フォルダにコピーします。

そして、「onscripter-20100510-424x318.exe」の名前を「AppMain.exe」にリネームし、中身が空のファイル「index.din」を作成します。(この部分の詳細はBrainでのアプリの起動方法を参考にしてください。)

そして、テキストの表示に必要なフォントファイルもコピーする必要があります。

フォントファイルの形式は、基本的に「.ttf」のものなら何でもいいです。

フォントファイルを「Bye」フォルダにコピーしたら、名前を「default.ttf」にリネームします。

これでBrainで動かすために必要なファイルがすべて揃いました。

現在、「Bye」フォルダの中身は

  • MU(フォルダ)
  • www(フォルダ)
  • AppMain.exe
  • arc.nsa
  • Bye.exe
  • COPYING
  • default.ttf
  • index.din
  • README
  • ReadMe.txt

以上のファイル、フォルダが含まれているはずです。ここまでやってようやく作業が完了しました。

BrainのSDカードの「アプリ」フォルダに「Bye」フォルダをコピーしてください。お疲れ様でした。

実際に遊んでみよう編集

1531015247707

第3世代でも「追加アプリ/動画」メニューから起動すれば、大きな画面でのプレイが可能です。

操作方法編集

タッチ操作でほとんどのことができますが、一部ボタンにも操作が割り当てられています。

まず、カーソルキーと決定キーについてはそのままの操作が割り当てられており、戻るキーを押すとメニューが表示されます。

ゲームデータのセーブ・ロードもここから行います。

また、「F」キーを押すとフルスクリーンモード(余白が全部ブラックアウトされる。パソコンのAlt+Enterみたいな感じ。)になります。

フルスクリーンとは言っても、第3世代ceOpenerなどから起動している時に使用しても、全画面表示になるわけではありません。ご注意ください。

また、ウィンドウ右上のバツ印の横のマークも全画面表示っぽいですが、特にフルスクリーンに移行するわけではありません。

備考編集

フルスクリーンモードについて編集

フルスクリーンモード使用中はceOpenerスクリーンショット機能が使用できなくなります。

第3世代以降の機種での起動編集

1531015260399

ceOpenerから起動した状態。ちっちぇー。

第3世代以降の宿命というか、どうしてもceOpenerから起動すると小さく表示されてしまいます。

これでもプレイ自体は可能ですが、画面の拡縮機能はないので、フルスクリーンモードなどは意味をなしません。

画面いっぱいに表示させたい場合は辞書アプリの「追加アプリ/動画」メニューから起動してください。

参考にさせて頂いたページ編集

こちらのページもぜひご覧ください。

BrainでONScripter:電子辞書 SHARP Brainを改造して遊んでみたり。

SHARP電子辞書Brainを改造する。:BrainでPCゲーム -徹底解説Onscripter for Brainの使い方